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サリーといっしょ

サリーといっしょ

捨て犬!?

2008.8.13早朝。4時過ぎ頃から近所で犬の鳴き声がしました。
近所に昼夜構わず吠え続ける犬がいるので 
『またか・・・』と思っていましたが…。

鳴き続けていた犬は、近所の犬ではありませんでした。
電信柱の支線に鎖で繋がれた犬が鳴いていたのです…。
先に様子を見た母の話では、
傍に水か何かを入れたと思われる、空の容器が置いてあるとの事。
飼い主がほんの少しのつもりで繋いでいったものか
捨てられたのか…?

でも、かれこれ4時間以上鳴き続けている…。
心配は増すばかリですが、見に行ったら見捨てておけなくなる…
でも、我が家には『サリー』がいる…。連れてくる訳にはいかない…

実は数日前に、サリーが他の犬を傷つけてしまう。
という事件を起こしたばかりで、我が家はショックで落ち込んでいました。
この件については後に書こうと思いますが…
とても、知らない犬の面倒までみる精神的な余裕もありませんでした。
第一サリーが他の犬を受け入れないだろう。
例え一時的でも、仲良く過ごせるとは思えなかったのです。
かえって可哀相な目に遭わせてしまう。という心配も…。

それでも、『せめて水だけでも…』と思い、
水とビスケットを持ち様子を見に行ってみました。

雑種の日本犬と思われるその犬は、不安そうでしたが
大人しく、手を出しても噛まれる心配は無さそうでした。
首輪に狂犬病の予防接種の注射済票を付けています。
やはり、何処かの飼い犬のようですが
差し出した水とビスケットは口にしてくれません。
私に背中を見せて座ってしまいます。
痩せ気味の背中にそっと触れるとピクッとします。
それ以上、どうする事も出来ず、一旦帰宅しました。

数時間後…外出先でも気になって、帰宅してすぐに様子を見に行きました。

注射済票から、登録してある飼い主がわかるかもしれないし
このままでは弱ってしまう…
他所の犬を連れ出して、他の場所に捨てる人もいるという…
もしかしたら、飼い主が探しているかもしれない
早く行って、まだその場にいたら
市の動物管理センター に連絡しなければと思って行ってみると…
水を入れた容器と一緒に、もういなくなっていました。
私があげたビスケットが残っていました。
きっと、誰かがセンターに連絡したのでしょう。
結局私は何も出来なかった・・・。
ビスケットを拾いながら、とても悲しい気持ちになりました。

不安そうな目でこちらを見ていたあの犬が
捨てられたのではない事を…
飼い主が現れる事を…
…優しい里親とめぐり合える事を…祈るばかりです。


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